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最高売上高が最高益とは限らない~企業信用調査

半期決算において、史上最高売上高を計上している企業が多くあります。
しかし、売上高が最高だからと言って利益が比例をして最高だとは限りません。
近時の原油高や資源高により、製品価格の値上げをしていれば、同じ数の製品を販売しても売上数値は高まります。
ですが、仕入れ高も同様に上がっていれば、利益の増加は見込めません。
また、近時の人手不足によりどの企業も賃上げをし人件費が高騰しています。
もしや、新たに借入をし、自己資本比率が下がっているかもしれません。

どの企業も悪い情報は隠すものです。
特に切羽詰まれば詰まるほど、取引先には悪いネタは伝えません。
上辺の情報を真に受けて「業績の良い会社」と信じて取引を続けていると 、突然驚く様なトラブルに巻き込まれる事もあります。
先日までは好調と信じていた企業が突然の破産や倒産となり、連鎖により売上減とならない為に、表面上の噂などを信じることは禁物です。

既存取引先についても、最高売上高などの良い情報だけを鵜呑みにせず、信用調査などで冷静に見極めることが必要です。