コロナは債務者増加という禍も~バックグラウンドチェック
コロナの流行により、在宅勤務(リモートワーク)者が増加しました。
それと共に、この数ヶ月の間に、いわゆる消費者金融などからの借り入れを起こした債務者が急増しています。
毎日、家に居て、ついネットでキャッシュレス買い物。カード払いをするとリボ払いというあま~いお誘いメールがすぐにやってくる。これなら給料で十分に支払える、
といった勘違い者の増加です。
昔から居る債務超過者ですが、昔は、ドキドキしながらサラ金業者の扉をノックして借り入れる敷居の高さがありました。
その後、無人借り入れ機が出てきた事により、業者側にはすべての会話や映像が筒抜けなのを知らず、ATM機械を前にして気軽に借り入れる人が増え始めました。
そして今、スマホでキャッシンング。自宅でキャッシンング。クレジットカードのリボ払い。
これらのカタカナ言葉が「お金を借りる」という重さを感じさせなくさせているのかもしれません。
中途採用の採用調査(リファレンスチェック、バックグラウンドチェック、前職確認)において、給与や退職金の前借りを頼む従業員が増え始めた事が明らかになっています。
これから益々増えるのではないでしょうか。
コロナ禍という非常事態故、どうしても必要な資金を借り入れする事は決して悪くはないし致し方無いとは理解します。
ただ、その借金は本当に必要なお金なのでしょうか、返すあてがあるのでしょうか。
借金癖、慣れはとても危険なことです。
バックグラウンドチェックをしていて、クライアント(依頼企業)が最も嫌う内容が「金銭にルーズ」「借金がある」です。
企業側も返してもらえるか否かをよく判断した上で、大切な従業員とは言えど、貸し出しをすべきです。