AI導入支援時代の新たな確認事項 FDE事業者に対する信用調査の必要性
FDE(Forward Deployed Engineer)は、顧客企業の業務や組織、社内システムを深く理解したうえで、課題の整理から解決策の設計、システム実装、運用定着までを一貫して担う業務として注目され始めています。
従来のコンサルティングと比べても、現場に深く入り込み、問題提起だけで終わらず、実行と運用の段階まで伴走する点が大きな特徴です。
一方で、近時はFDE対応をうたう事業者による営業が増えているものの、当社が複数の信用調査依頼を受けた事例では、十分な実績を確認できた企業は現時点で見受けられませんでした。日本国内では、構想から実装、運用までを高い水準で完結できる事業者は、まだ限られているのが実情といえるでしょう。また、これから必要とされる業であるため、今後、これらの事業者から企業への営業は増えるものと推察できます。
AI活用に課題を抱える企業が増えるなかで、その不安や期待につけ込むような事業者に安易に依頼してしまうリスクにも注意が必要です。
新たな取引先を検討する際は、導入実績や支援体制、担当者の経験、継続運用の能力などを事前に確認し、信用調査を通じて裏付けを取り、リスクを把握しておくことが重要です。

