スキルアップを退職理由にする時代の終焉~バックグラウンドチェック
先日、企業規模に関係なく多くの企業人事担当者が集まる会合に出席して参りました。
多くの企業が、人材の採用、そして採用後の離職率の高さに悩んでおられることは、令和の時代も平成時代と変わりません。
最近はAI利用の履歴書が大半である為、書類選考時の履歴書は問診票的な意味合いしか持たないといった声も聞かれ、その後の面接、適性検査、バックグラウンドチェック(リファレンスチェック、前職調査、職歴確認)の重要性が高まってきている様です。
また、どの人事担当者も最も気になるのが退職理由だという事も共通していました。
そして、今も昔も、面接やバックグラウンドチェックで得られた退職理由の中で最も多いのが「スキルアップの為」です。
「本当にスキルアップの為に退職したのか」「どの会社もスキルアップを理由に退職しているということは自社もあるレベルに達したらさっさと辞めるのではないか」といった声も数多く聞かれました。
人手不足が長く続き、企業側の見極める目も肥えてきており、今までの上辺の取り繕った退職理由では通用しないのだな、と調査会社の立場としても勉強になりました。