俯瞰的に見たい中途採用~バックグラウンドチェック
同一人物について、「良い人」「悪い人」と評価が分かれる事はよく有ります。
世間的にどんなに評判が悪い人でも、自分にとって良くしてくれる人、気性が合う人は「良い人」だと判断するからでしょう。
誰にも「みんなには好かれていないけれど、私にとっては良い人」という方が居る筈です。
企業についても、ウェブ上で軽々しく「良い会社」や「ブラック企業」という表現が見られますが、これも視点や立場によりけりだと思います。
中途採用面接時に応募者が述べた前職退職理由では「こんなひどい会社があるのか」と驚く企業がありますが、採用調査(バックグラウンドチェック、リファレンスチェック)で前職企業側の話を聞いてみると、会社の言い分もあり、違うタイプの従業員だったら辞めることはなかったのかも、と感じる事も少なくありません。
中途採用の難しさは、応募者、企業側の双方にあります。
ただ、折角の縁があった人と企業、入る前、辞める前に、互いに少し異なった視点から見てみる事が必要かもしれません。
狭い視野ではなく、俯瞰的に見る事により、違った面に気づける事も多い様です。
ミスマッチと、簡単に言われる事が多いですが、双方の歩み寄りや理解により、マッチするケースも出てくるはずです。
入る前にマッチ程度を双方で再確認、そうすることによりお互いの時間も労力も節約でき、ネガティブな思いをしなくて済むと思われます。