月末、年末、年度末だけではない倒産~企業信用調査~
月末となりました。
月末が近づくと「今月はどんな月だったかな。売上はどうだったかな」と、どんな規模の会社経営者であれ、考えると思います。
信用調査会社を営んでいる当社は、自社の心配はもちろんしますが、月末や年末、年度末を迎えると、倒産件数や倒産企業の業種などを確認し、自社で企業調査をした際に調査結果で感じていた感覚と世の中の景気や流れが一致するかを考え、反省材料や今後の参考にしたりします。
20年以上も調査会社を営んでいると、だいたいの読みは当たります。
ですが、このコロナ禍において、想定外、推測外の多くの業種の企業が倒産をし、驚く事も多くなりました。
たとえば、一般的には「運送業」という業種をひとくくりにしてしまいますが、コロナの流行により、宅配業者はステイホームの影響の中で、厳しさは別として売上はアップしたでしょう。
ですが、水産加工物や農産物を運んでいる運送業者や、引っ越し業者の下請けをしている運送業者の業績は悪化し続けています。
「不動産業」も然りです。
賃貸仲介業者の業績は悪化をしているケースが多いですが、投資案件を扱っている不動産会社の中では前年比10倍近い売上を挙げている企業もあります。
信用調査会社として、全体の景気の流れだけではなく、色々な背景を俯瞰して観察し、将来を推察しなくてはなりません。
コロナだけではありませんが、自社の先行きさえ読めない中で、多くの企業の先行きを読み、クライアントにより正確な情報をご報告てきる様に尽力いたします。